レッスン 2/2 5分

マーケティング(広告)の基礎知識②「目的と目標設定」

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広告を出す目的と目標について、どのように決めたら良いでしょうか?

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まずは目的(KGI)を明確にしましょう。目的が決まれば、目標(KPI)も適切に設定できるようになります。

KGIとは「Key Goal Indicator」の略称で、日本語で「重要目標達成指標」を意味します。KGIは達成すべき最終目標であり、KGIの中間的な指標としてKPI(Key Performance Indicator)が使われます。

広告配信の目的や目標を決めることが大切

広告を運用する際は、やみくもに配信しても配信効果が上がらず、費用が無駄になってしまいます。配信効果をアップさせるためには、「キャンペーンの目的」「ターゲット」「配信KPI」の3つについて事前に設定する必要があります。

山登りを例にして考えると、山頂が「目的」で、途中にある「頂上まであと〇〇m」「標高△△m」「登頂目安時間□□時間」などがKPIになります。

キャンペーンの目的

キャンペーンの目的を設定

まずは広告を配信する目的を決めましょう。「新製品や新サービスを知ってもらう」「他社製品との違いをアピールしたい」「会社やお店に興味を持ってもらう」など、目的を明確にしておくことが大切です。

ターゲットの設定

広告を「女性すべて」や「20代以上の男性」など、幅広い対象に届けたいのか。それとも、「子育て中の30代主婦」や「〇〇県××市在住の20代男性」など、ピンポイントで届けたいのか。ターゲットは設定する配信機能にも関連するため、しっかり考えましょう。

配信KPIの設定

KPIとは、広告配信で目標とする数値を指します。キャンペーンの目的設定とも関連しますが、「広告を見てもらう回数」「会社やお店のWebサイトへの訪問数」「商品やサービスの購入数」「動画の閲覧数」などさまざまです。KPIを設定する際は、達成できているかどうか、確認できる数値を設定しましょう。

キャンペーンの目的×ターゲット×配信KPI

建設的なKPIの決め方

目的から逆算&目的と関連性の高い指標をKPIに設定する

目標設定を行う場合に大切なことは、目的と関連性が高い順にKPIを検討することです。例えば、KGIが「新規会員獲得数」であれば、「新規会員獲得数=クリック数×コンバージョン率」で算出するため、クリック数がKPIの候補になります。

クリック数をKGIとする場合は、「クリック数=表示回数×クリック率」で算出するため、表示回数がKPIと考えられます。

KPIとして定めた指標の目標値を決める

各KPIが決まったら、指標の目標値を決めましょう。その際、目標設定のフレームワークである「SMARTモデル」を参考に、**「具体的で明確か」「測定可能か」「達成可能か」「KGIと関連しているか」「期限は明確か」**の5項目を確認してください。

SMARTモデル

KPIの中で優先順位をつける

KPIの指標としては、クリック数やコンバージョン数のほかに、ROASやROIなどが考えられます。一般的に、広告にかける予算に限りがある場合に効果的なのが、業績と関連度が高いCPAやROASなどをKPIにする方法です。自社のサービスや商品の特性に合わせて設定してみましょう。

KPIの種類

まとめ

  • 広告配信の目的、ターゲット、KPIを設定しましょう。
  • KPIは目的に関連性が高い指標を選びましょう。
  • SMARTモデルでKPIの目標値を設定しましょう。

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