レッスン 1/2 5分

マーケティング(広告)の基礎知識➀「誰に何をどのように」

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広告運用をはじめるに当たって、覚えておいた方がいい考え方はありますか?

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広告はマーケティング手法のひとつです。広告を「ラブレター」だと想定して、渡す相手のことを思い浮かべてみてください。誰に何を伝えますか?どうやって渡しますか?

Yahoo!広告を始める前に覚えておくべき基礎知識として、マーケティングの基本となる考え方を紹介していきます。

「誰に、何を、どのように」を明確に

広告の運用で基本となるのは、ユーザーとの適切なコミュニケーション設計です。最も基本的なフレームワークとなる「誰に(ターゲット)」「何を(商品やサービス)」「どのように(手段・方法)」の考え方を理解しておくことは、運用だけでなくビジネスでも役立ちます。

誰に何をどのように

誰に:ターゲットを明確化することが重要

既存顧客や見込み顧客を、「ターゲット」として表現します。このターゲットを明確にすることが「新規顧客の獲得」「リピーターの増加」「販促施策の効率化」「商品やサービスの改善」など、高い運用効果につながっていきます。

ターゲットを明確にするためにはまず、既存のユーザーにどんな人が多いかを考えてみましょう。

どんな人

その上で、「ターゲット」の簡単なペルソナをつくります。

実際の人物を想像してもOKです。年齢・性別・居住地・職業・年収・趣味・休日の過ごし方などの詳細な情報を設定していきます。

ペルソナ例

※ペルソナとは:サービス・商品の典型的なターゲット像のことで、マーケティングにおいて活用される概念です。

何を:ターゲットが求めているものとは?

「誰に」でターゲットが明確になったら、そのターゲットが求めているもの、欲しているものについて整理しましょう。

どの業種でも取り組みやすいのは、季節に合わせた訴求を行うことです。例えば、4月に情報を発信する場合、比較的年齢層の高い客層が中心の飲食店であれば、新メニュー告知として「春の山菜メニュー」を、子ども連れが多い小売店であれば、入学式や母の日などに関連した情報を発信します。

また、季節に関係なく、ターゲットとなるユーザーがメリットを実感できるようなお得な情報(セールやキャンペーン)を送ることも効果的です。

届ける情報

上記画像のように、ペルソナを参考にして届ける情報についても具体化しましょう

このように、詳細なターゲット像を把握することで、ユーザーのニーズに最適な満足度の高いコミュニケーションをとることができるようになります。 ただし、ターゲットを絞り過ぎるとコミュニケーション設計も個別対応が前提となってしまうため、注意しましょう。

どのように:ターゲットへの適切なアプローチ方法を考える

ターゲットが明確になり、訴求する商品やサービスが整理できたら、どのような手段・方法で情報を届けるかを考えていきます。具体的には、ターゲットがその商品やサービスに対してどんな行動を取り、どんなことを考えているかなどが関係してきます。

そこで活用したいのが、時系列でターゲットの行動・思考・感情を可視化する「カスタマージャーニーマップ」です。「カスタマージャーニーマップ」とは、ターゲットが商品・サービスとの関わりの中でたどる一連のプロセスをまとめたものです。

通常、ターゲットは商品・サービスとの関わりの中で、認知や検討などのフェーズごとに異なる行動を取ります。フェーズごとに感情も変化し、同様に課題も変わっていきます。

「どのように」で迷った際は「カスタマージャーニーマップ」を作成し、フェーズに応じた適切なアプローチ方法を考えていきましょう。

アプローチ方法

まとめ

  • Yahoo!広告を始める前に、「誰に、何を、どのように」の考え方を参考にターゲットとなるユーザーを具体化していきます。
  • 「誰に、何を、どのように」では、ターゲットを明確にすることで、そのターゲットが求めているもの、それに応じた適切なアプローチ方法について考えましょう。

理解度チェック

マーケティングの基本知識として、適切なものはどれでしょう?(1つだけ選択)

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