レッスン 8/8 6分
<不当表示>継続購入における有利誤認で気を付けるポイント
男性のアイコン
定期コースなどの継続購入を促す広告で、「初回無料」や「お試し価格」と記載する場合、どのような点に気をつける必要がありますか?
男性のアイコン
消費者が購入条件を誤認するのを防ぐため、特別価格を強調して販売している場合、ユーザーが申し込みの意思決定をする前の導線上に、販売条件をしっかりと記載する必要があります。この記載が不十分だと、不当表示(有利誤認表示)による掲載否認につながる恐れがあります。
まず、掲載否認とならないよう、理解しておく点、注意するべき点の説明をしていきます。
不当表示(有利誤認表示)とは?
商品・サービスの取引条件を、実際よりも有利であると記載したり、競争業者が販売する商品・サービスの取引条件よりも特に有利でもないのに、あたかも著しく有利であるかのように記載することは「不当表示(有利誤認表示)」となる可能性があります。
そのような表現は、消費者に誤認を与える可能性があるため、「景品表示法(正式名称:不当景品類及び不当表示防止法)」にて禁止されています。
※詳細は、法令をご確認ください。
消費者庁ウェブサイト(景品表示法)
販売条件の記載場所
商品の内容に関わらず、定期コース等継続購入を訴求している広告において、「初回無料」「○回半額」「お試し価格」等、商品を特別価格で購入できる旨を強調して販売している場合、その【販売条件】について、ユーザーの申し込みの意思決定前の導線上に記載する必要があります。
意思決定前の導線上とは「広告のリンク先最上部から最初の購入ボタンやアンカーリンクまで」、もしくは「購入ボタンやアンカーリンクを押した後の遷移先(移動先)から申し込みフォーム入力前まで」を指します。
ユーザーが個人情報を入力する「前」に、必ず販売条件が目に入る設計にすることが重要です。
※ユーザーがクリックや展開などのアクションをしなければならない箇所への記載は導線上とはみなせません。
記載すべき必須文言(販売条件)
継続購入の条件として、以下の3つの項目を全てユーザーの申し込みの意思決定前の導線上に含める必要があります。
①継続購入であること(例:「定期購入」)
②特別価格終了後の金額(例:「2回目以降は通常価格1,000円(税込)」)
③継続購入の回数・期間(例:「いつでも解約OK」「回数制限なし」)
次に、「継続購入」を訴求するサイトにおける、不当表示を防ぐためのチェックポイントを事例とともに説明していきます。
必須となる記載内容や、審査で否認されないための適切な表示場所を確認しましょう。
掲載可能例
【リンク形式】

・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内に記載している
・記載するべき必須文言3つ全てを、ユーザーが個人情報を入力するフォームに遷移するリンクよりも上部に記載している
※フォームへの遷移先が複数ある場合は全ての導線において、上記条件を満たしていること
【アンカーリンク形式①】

・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内に記載している
・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内の最上部のアンカーリンクのボタンよりも上部に記載している
※フォームへの遷移先が複数ある場合は全ての導線において、上記条件を満たしていること
【アンカー形式②】

・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内に記載している
・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内の最上部のアンカーリンクのボタンの飛び先と入力フォームまでの間に記載している
※フォームへの遷移先が複数ある場合は全ての導線において、上記条件を満たしていること
【チャット形式①】

・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内もしくはチャット内に記載している
・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内に記載している場合は、チャットを立ち上げられる箇所よりも上部に記載している
(チャットはユーザーがクリック等で立ち上げる場合以外にも、自動的に立ち上がる場合も含みます)
※フォームへの遷移先が複数ある場合は全ての導線において、上記条件を満たしていること
【チャット形式②】

・記載するべき必須文言3つ全てを、サイト内もしくはチャット内に記載している
・記載するべき必須文言3つ全てを、チャット内に記載している場合は、 自動的にスクロールされない箇所(チャットが停止する箇所)に記載している
(チャットが自動的にスクロールされてしまい、ユーザーが見落とす可能性のある箇所への記載は不可です)
掲載不可例
以下のような場合は、【掲載不可】と判断いたしますので、ご注意ください。
■事例1
比較サイトなど複数の購入導線があるサイトで、1つでも記載条件を満たしていないものがある。

■事例2
サイト内に購入条件等を記載しているが、アンカーリンクで飛んでしまうと確認ができない。

■事例3
広告からの遷移先サイトで、申し込みチャットが(自動で)立ち上がり購入条件が確認できない。

■事例4
チャット内に条件等記載しているが、自動的にスクロールされてユーザーが見落とす恐れがある。

【ご注意】
・記載必須事項がLP内にない場合でも、申し込みボタンを押下した遷移先の申し込み欄上部に記載がある場合は掲載可能です。
・一見すると継続購入の申し込みではないLPでも、サイト内で継続購入が表現されている場合は記載条件を満たす必要があります。
・2回目以降、自動的に複数個の購入となる場合にはユーザーの手元に届く商品の個数、および1個あたりの商品価格もしくは総額の記載が必要です。